当社の省エネ住宅「Q=1スタンダード」に、”北欧の風”シリーズが登場して1年半。
いくつの顔が街に添えられたか数えてもいないけど、
日本の住宅に新たな風が注がれたのではないかと。
少なくとも、私的にはそう思っている。
何千という色の中から選び抜かれただろうアース系の窓色。
このカラーは人気色の一つ。
白い塗り壁にとってもよく映える。
窓カラーもだけど、日本のサッシとの違いで特筆すべき点に網戸がある。
網戸のフレーム色も窓色に合わせられる。
日本の場合、網戸色は選びようがないですから、、
だから写真のように網戸が据えられても違和感はない。
でも、網戸を外せば外観はもっと映えるのは確か。
内外を同色にすると、室内はこんな感じ。
これまた、内部のスペインしっくいにしっとりと馴染む。
さながら、外界を眺めるためのピクチャーフレームみたいです。
こちらのお宅でこだわったもう一つのポイントは、
ガラス面の格子ライン。
縦ラインと横ラインはシンプルに各1本ずつとした。
縦ラインはセンターでよしとして、、、
さて、横ラインをどう配置しようか・・
悩んだ末に配置位置は、上部より455mmと決めた。
上部マス目がほんの少し縦長になるように。
そのほうが違和感なくすんなり馴染むような気がしたから。
格子配分にきっと正解などない。
それでもあえて、その1本を目いっぱい良い場所に使いたい。
ただそれだけ。
窓を見た人はきっと、「規格としてあるのだろう」くらいに思っている。
それはそれでいいのだけど、
格子一つ、されど窓デザインの重要な要素。
その格子配分にかなりのエネルギーを使っている。
配分を決め終えた瞬間、ふーっと体の力が抜けますからね、
そして自由デザインだからこそプレッシャーもかかる。
でもね、
こうして家に据えられた窓を観てると、やっとほっとするんです。
ああ、ぺっこ大変だったけど、いい家になったなって。
今年もいくつもの、北欧の風シリーズがお目見えする予定です。
もし、このシリーズの窓に触れる機会があったらその時は、
そういえば親方、なんかぼやいてたなあ、
てなことでも思い出して頂けたら、
きっとサッシも喜びます(笑
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