世界の窓辺にある意味

アメリカの家を見ても、ヨーロッパの家を見ても
海外の住宅や建物って・・・
なぜこんなにきれいなんだろう?何が違うんだろう?
そう思ってしまう。

最初学んだのは、アメリカの連窓。
日本の引違窓のようにガラス面に段差がない、
フレームの太さをアメリカでは揃えている、
そして日本のようにはサッシ枠が外壁からはみ出してないことだった。

そして、ヨーロッパはヨーロッパでまたアメリカとは違う
奥ゆかしい美しさを感じた。

これは何からくるんだべかぁ?と思うもすぐに気が付いた。

それは窓面の奥深さだった。

世界の窓辺(1)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このフランスの窓も。
その奥行きの中に格子なりを外にはみ出さず、
内側に伏せこんでいるのも窓のさりげなさを感じる。

世界の窓辺(2) 世界の窓辺(3)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スペインの窓もまたそう。

世界の窓辺(4)世界の窓辺(5)

 

 

 

 

フィンランドの窓も。          ドイツの窓も。

世界の窓辺(6)

 

 

 

 

 

 

 

プラハの窓もそうだった。

世界の窓辺(7)

 

 

 

 

 

 

 

そして、水切りをしっかり設けることで、外壁の汚れを防いでいる。

この奥深さには何の意味があるのか、

美しいだけではないはずだ。

勝手に想像するに、
ヨーロッパでは木製サッシが圧倒的に多かった。
その木製サッシに雨が当たりにくくなるから窓の傷みを防ぐ役割はある。

ある時に気付いた。
実際に施工している現場で。
窓面がある時間帯や時期において奥深さで日陰になる??

世界の窓辺(8)

 

 

 

 

 

 

 

そっかあ、

省エネ的にも上だけでなく日除け効果は三方庇が有効なのだと。

窓一つ、施工方法一つ、
その機能を追求し続けた結果、
その上に美しさが生まれたのかもしれないなあ・・・

そう思えた。

一生のうちになんて無理かもしれないけど、

まだ私が知らない

窓辺にあるその意味を、もっと知りたいものですね。

 

 

北欧のような家を建てる岩手の注文住宅なら。

 

3 件のコメント

  • そもそもサッシを外壁側からつけるか、奥行きを持たせるかで、施工の手間がずいぶん変わってきますよね。
    戦後の日本の住宅が効率重視で、世代を超えて受け継がれることを考慮して作られていないってことでしょうね。
    逆に、ガレージでさえ自分で建てると、細かいことを耐久性を考慮してこだわるものですね。

  • 効率を求めると、同時に失うものもあり、
    いろんなところで選択を迫られているような気がしますね。
    でもKENKENさんのガレージは、
    結構ディテールにこだわっていましたからね^^

  • アメリカの家に比べたら日本の家なんてゴミにしか見えないですよね。ダサい、狭い、バラバラの見た目笑
    マジでクソみたいな家しか日本にはないですね

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