夏対策の家づくりは周囲の温度を知ることからかも?

今日も、、あづがったすなあ、、

本日の岩手の最高気温も34℃って・・

お天気も三日続くとさすがに芝生にもしっかり水分補給せねばなりません。
昨日夕方に湿り程度に散水したもののそれでは足りないべ!てことで今朝からスプリンクラーでしっかり散水しました。

散水したので散水効果?の確認も含め周囲の温度をサーモカメラで拾ってみましたのでその紹介を。

時刻は午後2時半過ぎ。空は薄曇り。

散水中の芝生の温度 (1)
芝生ってアスファルト際から枯れるのでアスファルトの温度を抑える意味で芝生だけでなく芝生そばのアスファルトにも散水するようにしています。

アスファルトと芝生の温度

散水中の芝生の温度 (2)
散水中の芝生温度で30℃、乾いたアスファルト面で55℃、散水で濡れたアスファルト面で40℃と言った感じでしょうか。

午前10時頃に散水した芝生もチェックしてみると、

午前に散水した芝生の温度 (1)
午前に散水した芝生の温度 (2)

散水後の芝生の温度

4時間くらい経過して30℃位を維持。

芝生自体の特性による効果の方が大きいかもしれません。
もしかしたら野芝と洋芝との違いもあるのかもしれませんが。

この時の

建物の外部表面温度をチェックすると・・

事務所外部表面温度 (1)
当社事務所は、屋根カラー鉄板のグレー(当初は黒だった)
外壁は白、レンガタイルは赤茶。

この外周面の温度をサーモカメラで観ると、

事務所外部表面温度 (2)
屋根と外壁のレンガタイル温度は午後2時半ころでほぼ同じで53℃程になっています。

白い外壁面で36℃程です。

そして、

当社の住宅展示場の外壁温度も。

住宅展示場外部表面温度 (1)
住宅展示場外部表面温度 (2)
2階外壁表面温度38℃、屋根面で50℃。

外壁表面温度は日差しの当たらない場所では外気温と同じと考えられるから34℃として、熱の移動量は内外温度差で良いけれど、日差しの当たっている時間帯は内外温度差ではなく屋根外壁面温度と室内との温度差で考えた方が良いのではないかと。特に冷房を必要とする日中に必要な冷房能力を考える時は。

単純に住宅を6面体と捉え、お天気の良い日は2面もしくは3面が色によって外気温より2℃~19℃高くなってしまうわけです。

室温27℃として外気温34℃だと温度差は8℃でしかないけど、外壁色の選択によってもし+19℃となれば、その外壁面と室温との温度差26℃となり温度差は3倍以上になるのです。

ということで、屋根や外壁の色選びも夏対策には重要なポイントではないかと。
もちろん陽射しの影響を最小にするために断熱性能も欠かせないし、窓の日射対策も考えないといけないですけどね。

 以上、芝生管理人の今日の独り言でした。

夏対策に一番効果的なのは窓からの陽射しを遮ること

最新のヨーロッパで見かけた後付け日よけスクリーン
を以下の記事で。

ヨーロッパの後付け可能な日除けスクリーン

 

2 件のコメント

  • 夏は、白壁最強ですね。
    ガルバニウム鋼板や玄関扉が、熱吸収してガンガン熱くなっていても、その脇で漆喰壁は全然熱くないんですよね。夏の見学会の際、触ってみてました。

    • 外壁の白い漆喰仕上げの温度を触って確認して頂けていたなんてさすがです。
      夏場の見学会での最も重要なチェックポイントの一つかもしれません。

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