岩手の高断熱住宅-11℃になったら室温はどうなるか?

今日の昼過ぎ高速道を走っている時の温度表示9℃に、
おいおいそんなに亜あったかいの?昨日の冷え込みは何だったわけ?的な気分に(笑

-11℃の住宅展示場温度推移1-16
これ、一昨日16日から昨日17日までの住宅展示場の温度推移。
(通信不良でデータ一部切れてますが・・ご容赦を。)

当社住宅展示場は温水温度一定の定量暖房。

住宅展示場地中熱利用暖房
熱は地下80mまで二往復する採熱管に不凍液を循環させヒートポンプで圧縮して暖房に必要な温度を創り出しています。

一般のエアコンのようなヒートポンプは、外気から熱を採りだしているので、暖房効率は外気温の影響を受けてしまいます。特に昨日の氷点下のような外気温では影響は特に大きくなりますね。

ですが地中はどうでしょうか。
地下11m以下の土中の温度は一年の平均温度で一定の温度を保持していて、確か10℃ちょっとだったかと思うのですがその部分から熱を得るので暖房故効率は安定するわけ。

地中から熱を得てヒートポンプ経由で得られている温度が33℃、これが床暖房に供給され戻ってくる温度31℃。その差2℃、この分が暖房に使われているということになります。

33℃で一定の供給温度の床暖房ですから、外気温の影響で室温は変動します。そこで昨日のように冷え込んだ状況で住宅展示場の室温は何度変化するのか。気になるわけですよ(笑

15日3:00 0℃そこから外気温は下がり続け

14時間後の

翌16日5:00 -11℃

この間の室温低下1.5℃

最低温度内外時間差 3時間

とすれば、もし同じ時間軸で外気温が-20℃まで低下したとしたら3℃低下する感じかな。

屋外の寒暖差に大きく左右されないのが、高断熱住宅の良いところ。
屋外の気温変動に左右されなければその分暖房費もかからないということなる。

とまあ、そんなイメージで観ていただけると嬉しいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です