昨日は壁暖房チェックを。
温水壁暖房を試験するに至った動機
温水壁暖房を初めて観たのは10年程前のドイツかな。その後、それまで全館空調全盛だったアメリカも輻射暖房、特に床暖房に移行する気配を見せていましたからね。世界は輻射暖房になりつつあるように感じたのです。
ドイツなんかあれだけの断熱性を備えながら蓄熱まで考え、その上に床暖房・壁暖房のような輻射暖房までを3点セットで考えるって… 凄いなあって。
それからですね。壁暖房がずっと私の頭の隅っこに残るようになったのは(笑
ドイツの場合、住宅の断熱性能を限りなく高めた上で、蓄熱と暖房をセットで考えているように感じます。
振り返ってみるとドイツの住宅では送風の暖房システムを見たことはないような・・
空気を暖めずカラダを暖める輻射暖房
温水壁暖房の表面温度は、21.2℃
暖房のない普通の壁表面温度は、19.8℃。この温度差を単純に1.5℃差とします。
この時の床暖房表面温度は、24℃。
壁暖房は両面放熱なので1.5℃×2=3℃と考えて良いのではと。
19.8℃+3℃で考えると22.8℃。
温水床暖房と比較すると、1.2℃ほど低いけど、これは配管密度を考えたら妥当な線かと。
なんかさ、いい線行ってるような気がするんだよね~(笑
暖房しない暖房てさ、意味不明だけど、ゴールはそういうイメージなんですよ。
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