昔々、私がまだニ十代半ばの勤め先での研修。
「家付き未亡人と家なし未亡人の話」ってのがあった。
普通、住宅ローンを組むと同時に相応の生命保険への加入。
家を建てた後一家の大黒柱に万一の事態が生じた場合、
この生命保険で住宅ローンの借入残高は全額返済される仕組み。
だから、借金なしで家と土地が家族に残る。
そしてその他の保険でその後の生活費の補填をしていく。
ところが、
借家住まいのまま万一の事態が生じると、家賃を払い続けなければならず
この家賃が一般生命保険の一部を食いつぶすことになる。
だから、家族のためにも早く家を建てた方がいいですよ、
というものだった。
これはこれで理にかなっているし納得。
この話は悲しいかなここまで止まり。。
そして今年、生命保険のことを勉強する機会を得て
ここでもっと進歩した形で学ぶことになった。
それは家を建てる前と後では生命保険を変えるべきだってこと。
特に変えるべきは保険の種類。
遺された家族の生活費を主体に考えるなら保険は生活保障型にすべき。
ほとんどの人が更新型と言われる定期保険をかけている。
私もそうだが、生命保険って若いときに”保険はおとなのたしなみ”?
程度のつもりで、保険のことなど何も知らずにかけてしまう。
「10年後に更新になります」なんて説明されても
「10年後のことなんぞその時に考えりゃいい!」くらいに軽く考え
保険屋さんに勧められるまま加入してしまったもんです。
私のような歳になると、この「更新」ってのがかなり切実。
同じ保険料だと保障額は「おいおい、保障にならんべ!」って
ほどがっくり減るし、保障額同じにすりゃあ払いはとんでもなく高い。
ここでオススメなのが、
保険料を低く、万一の時に必要な保障額を。
これが生活保障型の生命保険。
いい保険です。
保険は万一の保障ですからね。
保障されずに老後を迎えられたら、それが一番!
じゃあ、幸運にも保険を適用せずに済んだ場合、
保険料の支払額はもちろん少ない方がいいですよね。
ここでその違いをば、事例にて少々。
保険金額3600万円を30歳~60歳まで
払込保険合計
- 定期保険型(10年更新) 548万円
- 生活保障型(保険支給10万円/月) 151万円
ご覧のように400万円もの開き。
万一の保険ですから、何ごともなく60歳を迎えるのが普通。
とすれば、老後資金がこれで400万円も違ってしまうわけです。
その他保険選びでは保障条件も大事。とかいろいろありますが、
この話はきりがなくなるので今日はとりあえずこんなところで。
- 住宅の中身も知らずば損をする。
- 住宅ローン、金利だけ気にすりゃ損をする。
- 保障内容知らずに保険で損をする。
てなことにならないよう、みんなでいい老後にしましょう!
今日は最近の『家づくり教室』ネタからでした^^;
続編に期待。
できればどこのどういう保険がいいなんて教えてもらえたら最高。
ま,これは無理でしょうけれど。
いいのがあったら,わたしのアドレスにお願いします。m(__)m
親分 以心伝心とはこのことをいうのかも。
おいらが今日買ってきた本が『やっぱりあぶない
生命保険の選び方』という題。
書いてあったことは、まとめると親分あなたの
言うとおりのことでした。
節目節目で保険屋のセールスおばさんが声をかけてくる。
本当にお話がお上手ですこと・・・・・。気になって本を
買いに行ったんだけど。
でも、新しい保険 入れるわけないじゃない。告知でひっか
かるんだから。それを言うと『あっそうですか。』
だって。もうからないと思われるとしつこくされること
もありませんが、何だかやな感じ・・・・
健康が一番なんだろうけどね~。
hiroさん、簡単にですがメール入れときました。
おっしゃる通り保険の特定は難しいですね^^;
住宅屋って、家のことから家計費のことまで
勉強しなきゃならんのですよ。
家を建てて、みんなにいい暮らししてもらわないとね!
Yさん、ほんとグットタイミングでした。
今度時間がある時にでも事務所に遊びにきて下さい。
私は保険屋さんではありませんけど、
だから何かお役に立てることもあるかもしれませんから^^;
今度「やっぱりあぶない住宅の選び方」なんての本屋で
見つけたら紹介してください(笑)
先ほどメールのほうに返信しました。
「簡単」なんて嘘嘘。
とても詳しく教えていただき感謝です。
はっきりいって保険ってどこのものをどのような観点で選べばよいかということがよく分かりません。
こういう情報もとてもありがたいです。
hiroさん、ポイントで大きな漏れはないと思いますが、
疑問に感じられたことなどありましたらご連絡下さい。