ドレーキップ窓の2連窓開きタイプの違い

ドレーキップ窓組込みの2連窓にある開閉タイプについて。


横2連窓タイプ、簡単に言えばガラス2枚横に並んだ窓タイプと考えて頂いてOKです。
日本の窓なら、引き違い窓、もしくはFIX+縦滑り出しの組み合わせが一般的でしょうか。
個人的にはこの二つのタイプの窓、特に高窓が日本の住宅がきれいに見えない要因の一つではないかと感じています。

日本と欧米の窓の見え方に対する意識の違いを少し

引き違いの高窓がきれいに見えない理由

サッシ枠が外壁より外側に出ながら建具が横に並んでそこに段差ができるからではないかと。欧米にもないことはないのですが、高窓で使われているのは見たことがありません。

FIX+縦滑り出しの組み合わせ窓がきれいに見えない理由

窓フレームの見えかたが建具がある部分とFIX部では太さが違うから見え方のバランスが崩れる。
この違いがわかったのはアメリカで、FIXであろうと開閉できない建具フレームを付けて窓の見え方を統一するのは当たり前ことだったから。

このことを知った上で見て頂くとわかりやすいと思いましたので。

ドレーキップ窓2連タイプの画像

①2窓が内開きで全開タイプ

2つの建具が前後に段差なく並んでいますよね、外からの見え方としてもこれが大事なんです。
このタイプの場合、ドレーキップ窓はどちらか片方にしか付けられない。なので換気のために内倒しする窓(内開きも優先)を左右どちらにするか決めなければなりません。
メリット:全開するので子ども部屋などで個別にお布団類を干したい時などには便利ですね。

②ドレーキップ窓+ドレーキップ窓の2連窓一体タイプ

これも段差がなく見え方に違いはないのできれいに見えます。2窓の間に支柱が立ちますので全開はできない。
メリット:内倒し換気量は倍になるので換気能力は高くなりますね。そして個人的な感じ方ですが、連窓での内倒し風景は見栄えがいい(笑

そのほかは、

③ドレーキップ窓+FIX
国産サッシと同じようにあります。
但し、FIX部に欧米らしく見かけ上の建具を選択できるようになっています。
道路から見える部分で見栄えを重視するときはFIX部でも建具付きタイプにすればデザイン的には整えられますよね。お隣との間などの窓は見栄えを考えずFIX枠のみにするとか使い分けるのありではないかと。

そして、単体窓を柱を挟んで横並びにすることだってもちろんできるわけです(笑

これらはほんの小さな違いなんですけどね。
見栄えも使い勝手も知らないよりは知って使った方がいいわけですから。

以上、プチマニアックな2連窓にある違いの紹介でした。

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