手づくりの吹き矢

 
私が単純にダーツが好きなのは、子どもの頃好きだった吹き矢と
似ているからだ。矢も似ているが、突き刺さったときの音がいい!
なんて単にあの頃から何の成長もしていないのかも!?
 
私の生まれ育った実家のすぐ裏は急勾配の山のふもと。
北裏と東側から屋根に倒れかかるほどの竹林が迫っていた。
竹の子採りには困らない。大規模な家庭菜園!?・・・みたいなものだ。
 


本格シーズンとなれば地中からの連続攻撃!
朝、目覚めると真っ先に外に出て家の周囲を偵察。
庭から玄関先、ひどい時は床下からの攻撃。

家のすぐ外なら、まるまる太った竹の子は単なる餌食、煮鍋行きとなり、
細いのは早いうちにへし折る。一日タイミングを逃すと子どもの力では
折ることはできなくなってしまう。

ところが、さすがに床下からの攻撃は子どもには不安だった。

寝ている間に家を壊されたらどうしよう・・・
床下を押し上げ、挙句の果てには屋根まで突き破る・・・そんな夢まで

子どもは子どもなりに家を守ろうと必死だったのだ(笑)

ところがこの竹林、攻撃して来なければ、おもちゃにもなれば生活用品に
までなるお宝の山。

この竹林から得たおもちゃは、
貯金箱:二つのフシの外側で竹を切り、節間に硬貨が入る程のノコ目を入れて
    出来上がり。
竹とんぼ、竹スキー(小さな子用。大人なら笹竹スキー)、弓矢、竹ナイフ
釣竿、凧づくり、そして吹き矢の串。

吹き矢は竹をナタで細く割り込み、ナイフで削り先の尖った5センチ程の串を
造る。元の方に割れ目を入れ、紙を挟みこみ細長い円錐状に紙を巻き込みご飯
つぶでノリ付けして矢は出来上がり!

筒は折って使えなくなった釣り竿が最高!

そして試し射ち。試し射ちはなぜか決まって障子・・・

ボスッ!バスッ!という音をたて障子紙に真っ直ぐ突き刺さる音が、
作り上げた達成感を満たしてくれた。その後の地獄も知らずに・・・

仕事から帰ったお袋の仕置きは、ほうきの柄、つまり竹の部分。
竹がケツに襲い掛かる。竹って軽いけど結構痛いんですよ(TT)

竹でしでかしたことは竹でケジメ!? なんでしょうね(^^;

それにしても今、余りに手づくりが無さ過ぎますよね!

住まいも手づくりだったはずなんだけど、”車のように買う家”って
オヤジには疑問に思えてなりません。

時代遅れでもいい!!!手づくり派なオヤジでいたい!

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2 件のコメント

  • 確かに手作りの物って少ない気がします(*_*)なんでもお金で簡単に手に入っちゃいますもんね(T-T)子供の玩具にしても全てが買ったもので自然の持つ温もり等を知らない子が増えて来ているのかも!?竹林で思い出しましたが父方の実家の裏も私が小さい時は竹林でした(^o^)今はもうなくなってしまいましたが(+_+)よく祖父や祖母に竹の子掘りに連れてってもらいました(^q^)岩手でも竹林ってあるんですね☆勉強になりました(^○^)

  • rさん、こんにちは!
    子どもって、木の枝、雑草、石ころまで遊び道具です。私は木っ端さえあれば自動車にもなればブルドーザーにもなってました。ぶーぶー言いながら土や砂を押しやってましたよ!かわいい顔して(^^; 子どもの創造力をもってすれば何でも頭の中で形になってしまいます。オヤジになると創造力乏しすぎなのが少し悲しいですが・・・

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