収納か隠れ家か

男の隠れ家が最近注目されている。
そんなタイトルの雑誌もあるくらいですからね、
元来、男は穴ぐらや隠れ家が好きなのだ。


子どもの頃、友だちと裏山に基地と称して誰にも知られない隠れ家を
せっせと築きあげていく。そして、毎日そこに集合しては日が暮れるまで過ごす。
そこで何をするということではない。
誰にも知られないというその場所に身をおくだけ。
それで満足だった。

それがおとなになり、秘密基地のあり場所は狭められる。
今更、マンホールに入って秘密基地ごっこでもないから、
家づくりでは書斎やホビールームが男の基地となる、はず。。

この流れを男性側から観れば、男の復権か!?
と思いたいが、女性側からすればそうではなさそうである。

少し前に、配偶者の有無が男女の寿命が大きく影響することが話題になった。
亭主がいない女性は寿命が長く、亭主がいると早死にする、というあれである。
逆に男性は女房がいないと早死に確実だとか。

退職した亭主が家にいることの負担・ストレスが女性の
寿命を縮めるらしい。
そのことを「主人在宅症候群」というのだとか・・;
(誰が命名したんだか恐れ入る)

そこで女性がストレスを感じないようにするために、
男の居場所を視界に入らない所へつくればいい、ということらしい。。;

簡単に言えば、女性側からは男の収納場所なのだそうだ。
男は自分のために隠れ家を作ってくれたと満足する。

男を収納!!!?とはどういうこっちゃい?
と一瞬思ってみたが、考えてみたら動機はどうあれ、
夫婦がストレスがなく長生きできるならそれはそれでいいのかも。

何年か前の「働くお父さんが家で一番くつろぐ場所」アンケート結果、
一位:トイレ
二位:お風呂
三位:・・・ワスレタ。。

これよりはずっとずっと救われる。

居間にどん!と居場所がある。そして、隠れ家もある!

やはり、これが理想です。
私も退職後”わしも族”などと言われぬようにしたいものです^^;

男の隠れ家的注文住宅メーカーなら。