GS

今日は体調を崩していたおふくろを送って実家まで。
車で盛岡を出てすぐ、ガソリンが予備タンなことに気づいた。
でも、区界のスタンドまでは大丈夫だべ、ってことで、
辿り着いた区界のスタンドでのこと。

おじさんが出て来たので、「レギュラー満タンで」と言うと、
おじさん「157だけど、いいすか?」と聞く。
(・・?・何のことだろ・・?)と怪訝な顔している私に、
おじさんは給油機を指さす。

白い紙に手描きで、「157」とある。

  もしかして・・・ リッター157円なの!?
  (まさか、ここ数日のうちに高騰した?・・;)

そう聞くと、やはりそうだと言う。

  高いね。

    ・・・・  で、どうします?

  (高いけど、しょうがない・・)

  んだな・・ ごめん、20Lにしてくれる?
  (セコイ!かもしれないけど、ここはやはりセーブせねば:笑)

そんなことで、給油中にちょっとした雑談。

  やっぱり、ここでスタンド維持するには、
  この位の値段にすねば合わねえもんだすか?

   んだ、だって、一日に2、3台すかねえすもの。

  2、3台!?
  それだば、しょうがねえんだがもすれねなぁ・・

そんなやりとりがあっての勘定は、もちろん現金払いのみ。

価格は高いが、このスタンドがなければないで困る人もいる。
特にこの地域の人たちは。
もし、このスタンドが無くなると、
盛岡から50キロもの間、スタンドがないことになってしまうし、
それはそれで何かの時のことを考えるとやはり不安になる。

おふくろも言っていた。
高い安いの問題でないのさ。
車だって、灯油だって売ってくれるところがそばにない方がもっと困る。
に納得。

そこに需要はないけど、必要とする人がいる以上、
商売を維持しなければならないとしたら・・・
維持できるだけの価格にしなければならないのだろう。

あのスタンドのおじさん・・・
たまたま立ち寄った給油客に、どんな言葉を投げられてきたんだろう・・
きっと耐えられないような言葉もあったかもしれない。
それでも、地域の人たちに求められ頼まれ耐えている。
そんなことを自分なりに想像したら、
「高いね」って言ったこと、20Lにしてしまったことに心が痛くなった。

この次もまた、あのスタンドで給油しよう。

そしたらその時は・・・

  ここにスタンドがあると助かるよ。

くらいの言葉は掛けられたらと思う。

 

岩手の注文住宅なら。

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