窓の断熱性能は窓が小さくなればなるほど下がる。
先日、半外付けサッシのU値=0.9だとすれば、サッシサイズをもしw75㎝×h125㎝したとしたら、窓周囲の取付部の熱損失を加えてしまうと、窓の断熱性能は概ね半分のU値=1.8になってしまう。
これをトイレなどで使う当社の窓サイズw60㎝×h90㎝の半外付けサッシの場合で同じように計算してみると、窓の断熱性能はU値=2.24にまで低下する。
でもまあ、このサイズレベルならサイズも小さいし個所数も限定的なのでそんなに影響はないと考えてもいいかもしれない。
ところが、せっかく高断熱のサッシを採用するのだから、室内を明るく窓を大きくしたい。
と考えるのが当社のスタンス。
そこで、
サッシを並べて配置する場合の窓の断熱性能の違いも把握しておきたい。
例えば、右側の縦長になっている縦4連想の通し窓を壁を挟んで2列に並べたデザインの窓がある。
この窓を、もし、一体の8窓のコンビネーションのサッシにできたとしたら・・・
どうする?
でかい! 重い! 壁パネルに入れられる?
ということを考えてしまう。
3つのサッシを横並びにした写真左側の高窓を、3連一体のコンビネーションサッシにするのは問題なさそう。
このスタイルを国産の半外付けサッシで1体にしたとすれば、窓周囲のヒートブリッジが少なくなるので、同じ窓面積なら約30%強ほど、窓の実断熱性能は向上しそうだ。
こちらの住宅の縦2連窓のサッシが三つ並んだ窓も、6窓一体のコンビネーションにすれば、計算はしてないけど同じ位の実の断熱性はアップするのではないかと。
いずれ時間をみて、サイズ毎のヒートブリッジを含めた実断熱表を作らなければならないのだけど・・・
あれ?
もしヒートブリッジによる熱損失が限りなくなくなるとしたら・・・
必要性なくなるのでは?
と一瞬思うも、
考えたら、コンビネーション等のこともあるのでやっぱあった方がいいべ!ってことに。
ゼロにできるかどうかは別として、そうなるよう頑張らないと。
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