昨日、北欧住宅視察時のフォルダを開き、
懐かしい!!
あれは刺激的だったよなあ♪
と思ったもので、
今日はその流れでフィンランドの窓に関するものだけを拾い上げてみました。
北欧フィンランド住宅の窓スタイルと多様な窓の断熱スタイル
北欧の高断熱二重建具タイプの窓
(私はこの二重建具タイプをヘルシンキスタイルと呼んでいます)
住宅室内側建具がペアガラス、外側がシングルガラス
建具間隔を広めに確保してそこのブラインドを内蔵しています。ブラインドに埃が付きにくいし、これ一つで室内側にカーテンも不要、日よけとしても活用できるわけですよね。最終的に窓周辺にかかるコストを考えたらそれほど高いものではないのでは?と思えました。
玄関前に設けられた土間のサンルーム
これはフレーム的にぺガラスかもしれません。
昭和の人間にはもう少し広めでご近所さんが長靴のまま入れる土間スペースにしたいかな。個人的には左端スペースにもガラス扉を付けて風除室としての機能と合わせてもいいのではないかと。
北欧の高断熱な窓回りの納め方と住宅の断熱との関係を。
窓は住宅室内側がペアガラス、屋外側シングルではないかと。
この住宅の断熱が凄すぎ!です。
外張りウレタン断熱100mm+100mmの二層張り。そして通気層があり外壁材。室内側の壁厚がよくわからないけど、断熱厚さは40~50㎝ほどあるのではないでしょうか。
住宅に外張り200mmの施工方法って・・
どれだけのビス長さ、どれだけのビス量、どういう納めなのかは今の私では想像もできません。
写真ではガラススペーサーのところが見えないのですが・・
ガラスへの映りこみの数からトリプルガラスのみではないかと。
北欧住宅の高断熱窓の奥行。
窓が二重建具でありながら窓の奥行がこれだけあるってね、断熱の厚さも想像できるってものです。
北欧のコンテナハウスの窓。
さすが北欧ですよね。
期待を裏切りません、
コンテナハウスでもトリプルガラス
です。
窓枠がコンテナ外壁と面一なのでコンテナハウスでも断熱厚は15センチくらいあるでしょうか。
これくらいの高断熱なコンテナハウスなら岩手でも充分暖かいはず。
ここに泊まりながらトレーラーで移動、朝目覚めたらそこは別世界♪なんてのも楽しいかもしれません。
北欧住宅でランマのある大きなトリプルガラスのスライドドア。
この広さで強度が保持できるのが不思議です。鴨居部分外側の背にかなりの鉄心が入っていると思われます。
北欧住宅の高断熱トリプルガラス単体の窓。
ですが、アルミスペーサーでもなく樹脂スペーサーでもない。当社でも以前採用していたものと色が同じようなので、もしそうだとしたら世界最高レベルと言ってもいいスグレモノではないかと。
北欧住宅の透明なテラス屋根。
陽射しを好む北欧の人たちにとって、住宅のテラス屋根が住宅への陽射しを遮るのは避けたいからなんでしょうね。
北欧住宅のとにかく広い窓。
日本の住宅なら中間に柱が必要となるのだろうけど、憧れです。
北欧住宅の高断熱二重建具窓
住宅外側にトリプルガラス+室内側がシングル。
陽射しに包まれる北欧住宅のウィンターガーデンスペース。
ウッドラインがいいですよね。
この場合、サッシを作ってからではなくガラスフレームを取り付けてから最後にガラスをはめたのではないかと。
休日の昼寝には最高でしょう。
北欧住宅の高断熱二重建具窓。
高断熱ペアガラス+高断熱ペアガラス そして二重建具とも高性能ガラススペーサーを採用しています。
そしてぺガラスの厚さ(ガス層)もしっかりとある。とすれば、アルミスペーサーを使ったトリプルガラス+ペアガラスよりも性能は良いかもしれません。
北欧住宅のウィンターガーデンに屋外用ジャグジー
窓ガラスはシングルではあるけど、このガラスは折り畳めるのでシーズンが来たら露点風呂?を楽しめる仕組み。湯舟で日向ぼっこ、これまた憧れですね(笑
住宅内ではサウナとシャワーが一般的なのでシーズンを長く楽しむためにも欲しいものなのではないかと。
北欧住宅の高断熱二重建具窓。
外側ペアガラスに、室内側ペアガラスでその間にブラインドを内蔵。
だけどガラススペーサーがアルミなのがちょっとかな。
北欧住宅の高断熱二重建具窓。
屋外側はシングルガラスに屋内側ペアガラスのタイプ。
住宅2面に設けられた北欧のウィンターガーデンスペース
ウィンターガーデン外側はフレームの細さからシングルガラス、内側の住宅断熱ラインの窓は・・・トリプルガラス単体ではないかな。
北欧住宅の高断熱トリプルガラスの窓。
トリプルガラス単体ではあるけど高性能なガラススペーサーが使われています。
北欧住宅の高断熱トリプルガラスの窓。
高断熱トリプルガラス単体の窓に高性能なガラススペーサーを使っていて・・・
この窓って、他のトリプルガラスの窓と同じだと思いますか?
ジーっと観て、ここで何か気づきませんか?
ヒントは、北欧の窓スタイルと窓の断熱 (9)と同じタイプだと思われます。
サッシ建具枠のガラススペーサー部外側が厚いこと。
これはサッシ枠の断熱性能がかなり高いとお見受けいたします(笑
おそらくですが、ハニカム状の樹脂で枠の断熱性を高めているタイプだと思われます。ウレタンというのも考えられなくもないですが、北欧の場合将来のリサイクル時のことを考え、異素材を簡単に分離できるしくみを採用するはずなので。
ペアガラス+シングルガラス
トリプルガラス単体
トリプルガラス+シングルガラス
ペアガラスとペアガラス
トリプルガラスとぺガラス
これらの組み合わせがあり、私が見たところでは最低でも窓ガラスは3枚、最高で5枚でした。そしてメインの断熱建具が外側と内側に配置されるケースがあります。正直その使い分けについては未だわかっていません。
ここまで窓三昧でしたが、お腹いっぱいになりましたでしょうか?(笑
高断熱な窓という括りにも北欧にはこれだけあるってことを知って頂けたら、将来を見据えたらどういう窓にしたらいいのか・・・と悩まれた時にでも参考にして頂けたらと思います。
以上で、北欧の高断熱サッシ他、暮らしの中での窓利用スタイルまとめを終わり^^
高断熱な窓系アクセスランキング
Low-Eガラスの歪みとアルゴンガスのガス抜け?
街で見かける新しめの住宅で窓ガラスを歪んで見えることについて。
岩手は高断熱トリプルガラスの外側が結露する?
秋以降、住宅の窓ガラス外側に結露することがある現象について。
北欧と岩手で、トリプルガラス以上の高断熱な二重窓
フィンランドでよく見る高断熱な二重窓と岩手での施工事例を。
ドレーキップ窓の便利な仕組み以上にスグれているポイント
ドイツから輸入しているドレーキップ窓のマニアックなスグレポイントを紹介。
ヨーロッパの窓から学ぶ
ヨーロッパで見た高断熱サッシの驚きのバリエーションなど。
人気のドレーキップ窓専用カーテン&スクリーン
当社取り扱いのドレーキップ窓専用オリジナルスクリーンの紹介。
住宅の雨だれ対策としての窓下水切りって。
ヨーロッパの住宅はなぜ何十年経っても美しいのか、そのポイントについて。
準防火でもトリプルガラスに格子を付ける方法
準防火地域でもトリプルガラスの断熱性能を損なわない窓格子のしくみを紹介。
リビングに便利な窓!ドレーキップなテラスドア
高気密・高断熱で打ち倒しのできるスライドするテラスドアを紹介。
コメントを残す