客なしリムジン

午後の大阪からの帰り便までは時間があったので
京都の伏見稲荷にてありがたくもご祈祷をいただいた。

京都駅に戻ると10時半。
伊丹行きリムジンバス乗り場で時刻表を確認してから、
少しぶらぶらして時間つぶすべ、と腹積りしていた。
ところが切符売りおじさんの言うことには
「飛行機の時間大丈夫?」と聞いてくる。

午後便だから、余裕でしょう。

そう軽く答えると、

「高速が工事中で何時になるかわからんがな」と言う。

一抹の不安をおぼえたので
とりあえず空港に行って、それからその後は考えんべ!
ってことで10時35分発に乗り込んだ。
乗り込むとすぐさまバスが発車したのはいいが、
何と客は私だけ。

私が乗らなかったら、きっと欠行だったんだろうに・・・
と運転手さんに申し訳ない気分。。;

しばらくしてバス高速に入ったのだが、このあとはずっと渋滞。
1時間半ほど経ったとき、不安なので運転手さんに
空港へはあとどのくらいで着きますか?と聞いてみた。

「分かりまへんなあ。
全然検討つきしまへんがなあ。」

はあ!???
まるで、他人事のように冷めたご返事。。;

このバスって、シャトルバスでねえべ!?
なんぼ渋滞がひどいとはいえ、これ空港直通のリムジンバスだべよぉ!

こんな無責任なリムジンバスもない。
これじゃあ、他県からきた人はたまったもんじゃない。
飛行機に乗り遅れんべ。

そうは思ってはみたもののその後の会話から、
運転手さんが投げやりなのも理解できた。

道路公団が民営化前は夜間工事だったのが
コスト削減のため民営化後は日中に工事するようになったのだそうだ。

出発は定刻きっかり。
到着はまったく検討つかず!じゃあ
運転手さんだって、これまで何度となく苦情をうけたのでしょう。

民営化でコスト削減とはいえ、経済的損失は大きいのでは?
公共性の高い高速道は社会全体への影響も考えて欲しいものです。

バスは何とか2時間半で到着、飛行機には間に合った。
しかし、私は一人初めての貸切バスを経験できたが、
このバスに乗って良かったのかどうか・・・
未だわかりません。。;

  追;京都に行かれた際はリムジンバスは避けた方が
    いいかも知れません。
    なんせトイレがないのはぺっこ辛過ぎでしたから^^;

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