ハムのジャイ子

昨年の夏前頃だったでしょうか。
家に帰ると、私の着替え部屋?に何やらカゴがあった。
チョロチョロ動くそのカゴの住人は5人。よく見りゃなんと、ハムスター!?

誰よ、こんなもんここに置いといたのは!?

息子が持ち入れたものらしいが、その言い分は

  友だちから預かってくれって頼まれただけだから。
  カゴも一緒にくれるって。

ということだった。

預かった?カゴくれた?
・・・違うべ!
預かったのならなお更だべ。
明日には返して来い。
あっという間に、何十にも増えたらそれこそ大変だべ。

(情が移った日にゃ、それこそ手遅れだべに・・)

私ごときのそんな威厳のない言葉が響くはずもなく、
次の日も、その次の日も、またその次の日も彼らはいた。

見れば、一人傷ついて血が出ているのがいる。
家人に聞くと、
一人きかないのがいてそいつにいじめられてるのだという。

そんなのかわいそうだべよお!

  どうすればいいの?

そんなもん、決まってっぺさ。
もう一つカゴ買って来て、離すしかねえべな。

とは言ったものの、私の無視作戦はここで終った。
それまで、情が移らぬよう気に掛けないように、見ないように、
意識してたのに。。。

これで、こいつら家の住人になっちまったよなぁ。。;

そう思った。

この時には、このきかんぽなハムスターは
家人に「ジャイ子」と呼ばれていた。

なんで「ジャイ子」なの?と聞けば、
いじめっ子だから、ジャイアンみたい。
そしてメスだから自然に「ジャイ子」と呼ぶようになったんだとか。

はあ、、、すばらしいネーミング能力・・;

と感心しただけでは事は治まらなかった。
交尾してた。増えたら大変とまたカゴを買っては引き離し、
同姓だとどちらかがいじめられるってことでまたまたカゴを買い、
結局5人それぞれ独房に。

それからは平和な日々が流れ、
二人が貰われて行き、10月に二人が他界。
最後に残ったのがジャイ子。

話によると、ジャイ子が一番の親らしいのに一番の長生きさん。
考えてみたら、ジャイ子にしか名前を付けてなかった。
長生きなのはジャイ子だけが名前で声掛けされてきたからか。

不思議にもジャイ子は未だ元気。
いつもマイペースだったそのジャイ子が、
年末辺りから私が帰宅すると、穴から出てくるようになった。
こうなると、かわいくてしょうがない。
私もこっからバカオヤジになります(笑)

最初は穴ぐらから鼻先だけ出して様子を伺っているんです。
それから目を馴らしながら出てくるんですが、
出迎えられて、うれしくないはずはないですよね^^

と言いながら穴から出て来てくれるんです。

ただいま!と声をかけ扉を開けてあげると、

このつぶらな瞳で哀願してきます。
この愛らしさにジャイ子という名は似つかわしくない!

そして、カゴの外で1、2分遊んであげてカゴに戻し、
扉を閉めると・・

ジャイ子は急に豹変。
本性むき出しになるんです(笑)
こうなると、手がつけられませんからね。
私は無視してます^^;

以上、ジャイ子の初紹介でした。

ところで、昨年末にジャイ子と遊んでいて、

 ジャイ子に「無暖房の家」をつくってあげたら・・・

 運動量に合わせて断熱を配慮して・・・

 『ジャイ子の小さな無暖房の家』なんて絵本にでもなったら・・・

 おもしろそう

なんて考えてしまいましたよ(笑)

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2 件のコメント

  • やはり名前には魂が‥、うちにはミニチュアダックスフンドがいますが、違う名前で呼んでも知らんぷりされます。
    南極物語の名前にまつわる話しは神秘的ですし。犬達の慰霊の日、呼び忘れられた太郎と次郎は実は生きていたという話し。
    あの‥
    自然の動物って自然の力を最大限に利用した家で快適生活を送ってるじゃないですか、人の家は気密は完璧。でも換気は無理矢理って感じがして‥私心配性で。停電の時‥って考えると、暖炉がないと‥とか料理はガスで‥等色々色々‥考えてしまいます‥

  • 野望→家!さん、我が家にもミニチュアダックスいますよ。
    今日のような強い風雪時に、
    外に出したら凍えてしまうでしょうけど。
    掘れる穴があったら、そこでやり過ごすのでしょうね。
    人間も自然を最大限に利用するなら、
    原始的にほら穴住居は理想ではないしょうか。
    土が隙間風を除け断熱材の役割。
    冬に限っては地中の熱は補助暖房。
    入口を除いてはほら穴は高気密な住居です。
    冬になると温度差が生じます。その温度差に比例して入口から
    外気がどんどん入ってくる。
    それを塞ぎ、必要な量だけ空気を取り入れる。
    冬を除いては入口を閉め切る必要はないので、
    それ以外はシーズンに合わせて入口の開け締めで快適に過ごす。
    入口以外にほら穴の上の方に通気穴があったら、
    それこそ最高の住居になると思います。
    厳しい冬、人間の家だって内外の温度差が小さいなら、
    隙間風なんてそれほど入らないですからね。
    気密なんてそれほど考えなくいいのです。
    あくまで冬の隙間風を最小限にすることなんだと、
    考えていただいたらいいのではないかと思います。
    いつも思うのですが、この「高気密」っていう呼称が
    何か誤解を生んでいるような気がします。
    何かいい呼び方はないものでしょうか^^;

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