今日は岩手県花巻市にて住宅のフレーミング。
宙を舞う住宅パネルの窓を眺めながら、
お国が示すサッシの断熱基準が、この窓に一歩近づいてくるんだよなあ。
ならば当社としてはまた一段と性能を上げないといけないかなあ。
てなことを考えていました。
というのも、業界紙新建ハウジングの記事に、
窓の断熱性能は星6つで表示
と出ていました。
現在サッシの断熱性能表示が4段階なものに、さらに断熱性能の高い2段階を来年度から設定するとのことです。
上記のように、これまでUw=2.3以下の高い断熱レベルは★4つで一括りだったわけです。
それをUw=2.3~1.9を★三つに変更 Uw=1.9以下を★4つに。
あとそれ以上の断熱性Uw=1.5以下を★5つに、Uw=1.1以下を最高等級表示の★6つとなっています。
Uw=1.1かあ・・
今までの最高等級表示がUw=2.3以下だったことを基準に考えたら、
最高等級の熱損失量は半分以下、断熱性能は2倍以上にということにはなりこの差は確かに大きな進歩です。
韓国のサッシの断熱性能最高等級は日本の新等級より上
ですが、
あれ? お隣りさんてどうだっけ?
てことで韓国におけるサッシの断熱等級を確認してみると、
サッシの断熱の最高等級は、Uw=1.0未満で2番目の等級がUw=1.0~1.4
今回の変更でも韓国の最高等級にまだ及びません。
ちなみに、韓国の断熱表示基準が設定されたのは2012年。
日本は11年遅れでもまだ超えられないって・・なんか寂しいような。。と感じるのは私だけでしょうか。
昨年11月住宅の断熱等級がこれまでより高い断熱レベル2等級が加えられることになりました。
今回の窓の断熱等級のことはこのことに合わせてということなのでしょうね。
日本ではまだ窓周囲のヒートブリッジやサッシ取付後の窓の断熱性能Uwinstalledもまだ議論されていないけど、このこと抜きにサッシの断熱性能が今後上がったとしても、ヒートブリッジの熱損失割合はどんどん大きくなるだけ、サッシ性能を損なうだけって・・これってどうなんだろ?と疑問は感じますが。
岩手の住宅の断熱性能を今後もっと引き上げるとしても、
手だてないままヒートブリッジを置き去りにはしたくないなあと思うのです。
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