岩手の高断熱住宅で温水壁暖房テスト

周囲平均表面温度/2+室温/2=体感温度なら、


床だけでなく壁の温度も上げ且つ対流も最小となればダブルで体感温度は上がりその分室温下げられれば、その分暖房の省エネになるはず。 そんなことから2階に試した壁暖房は、1面で同時に2室暖められる間仕切り壁を狙って2カ所施工しています。

壁暖房チェック
2階室温は19℃。
なので暖房施工されていない左側の間仕切り壁表面温度は同じく19℃となっていますね。

この温水壁暖房は当初私が考えていた施工法とは違ってしまいました。設備業者さんの抵抗で私の考えかただと責任を持てないと現場担当者に伝えてきたとのこと。
まあ私としては前例がないことなのでしょうがないのかな。今回の目的は効果を確認したかっただけなので施工法については妥協したのですが、施工が終わってのち担当者の方にお会いした際、その点について伝えると、

それならできますよ。

えっ!?そうなの?

こんなものです(笑

温水壁暖房は、壁内に設置されたパイプを通じて温水を循環させることにより、部屋を暖めると言うより、輻射熱で人の身体を暖めるという暖房方法です。このしくみには以下のようなメリットがあるのではないかと。

  1. 送風のない暖房:
    輻射熱で体を暖めることができ、空気の対流が少なくなるため、室内の温度分布の差を縮小させることができる。

  2. 快適な環境:
    空気を乾燥させることが少なく、ほこりやアレルゲンの拡散を減少させます。そのため、アレルギーや呼吸器系の問題を抱える人にとって、より快適な室内環境になるのではないかと。

  3. エネルギー効率の良さ
    他の暖房方法に比べてエネルギー効率が高いです。これは、低温でも効率的に暖房ができるため、エネルギーの消費を抑えることになる。

  4. 静かな運転
    暖房が稼働する際の音がないため、静かな室内環境を保つことができる。
    これは特に、騒音に敏感な方や、静かな環境で作業をしたい人にとって大きなメリットではないかと。
    それに寝かせつけたお子様の寝起きの声とかも聞き逃さないのもいいかもしれません。

  5. 室内美観の向上
    床暖房と同じく目につく暖房器具を設置する必要がないため、室内の美観を損なうことがありません。インテリアデザインに影響を与えず、スペースの活用もしやすくなります。

  6. 健康への配慮
    空気の乾燥を抑えるため、肌や喉の乾燥を防ぐ健康的な暖房方法。

  7. 長期的なコスト効率
    初期コストも抑えられ且つ長期的にも運用コストが低く抑えられ、経済的なメリットがある。また、寿命も長く、メンテナンスコストも比較的安い。

  8. 環境への優しさ
    エネルギー効率の良さは、環境への影響も小さい。化石燃料に依存するCO2排出量を減らすことができるため環境保護にも貢献できる。

とこんな感じで、快適性、効率性、美観、健康への配慮、環境への優しさを兼ねた暖房方式ではないかと。
まあ、これからの冬に確認次第ではありますけど(笑

 

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