失敗からのドイツサッシ性能試験の思い出

4年程前、北海道立総合研究機構(通称:北総研)で当社サッシを試験した時のものを。

建築性能試験センター
当時写真をいくつか紹介したのですが、こればっかりは動画でないと伝わらないという試験がありまして、あの時は直接ブログアップすれば容量超えるし、ぎりぎり入れても見えにくいし、ページが重くなると言われるしで紹介し難かったけど、Xでなら行けるか♪てことで今日アップしてみました。

サッシに圧がかかり動く様は動画でないと伝わらないですからね。

この時、住宅レベルはクリアしたのでセンター職員の方がそのまま継続して住宅より厳しいビル用の圧力をかけてみてくれたものです。

動画ではガラスの動きはわかると思うのですが、リアルではサッシ枠も動くんですよ。サッシ周囲の木部との取り合いまで動くのでサッシがバリバリ~と外れてしまうんじゃないかと冷や冷やして観てましたね。

高層ビル用にも使えるレベルの最高等級も壊れず無事クリア。

担当職員の方から、

 あくまで住宅での申請の試験なのでこの試験での結果はビル用としては使えませんからね。
 改めて申請し試験してもらわないと(笑

  ははは、それは大丈夫です。住宅にしか使いませんので(笑

と返させていただきました。

もうね、時効だと思うので白状しちゃいますけど、実はこの試験2度目なのですよ。

再挑戦ていうかなあ、2度目であることは確か。

凡ミスで1回目はダメだった。
というのも初めての公的試験ということで何がどうなるのかもわからない。

 それで初回、いつも通りでいいんだよ。試験なんだから。

てことで甘くみてたのかもしれません。

試験前になって気づいた。

 あれ~、水抜きがない!?
 どうして水抜きがないの?

  え、いや、、試験には必要ないと思いまして。

 ここで水抜き加工できないの?

  ええ、それようの道具がないと無理です。

担当職員の方からは、

どうしますか?試験取り止め延期することもできますが。

と言われ、このまますごすごと帰るのもどうかと思うし・・
試験体を送り返しても往復運賃がかかる。それならこのまま水抜きなしで試験して行けるかどうかやってみるのも一つかもしれない。

ということで無謀にもチャレンジしたわけだけど、敢え無く撃沈。。(笑

それだけ水抜きって大事。
特に台風レベルでは窓に圧がかかるので重要なのだと改めて認識させられたのでした。

2度目はさすがに凡ミスも通常通りも許されませんので、自前で高圧試験までしましたからね(笑

それもこれも今では懐かしい思い出ですかね。

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