施主さんから今夏の温熱環境報告

先日、この夏の室内における温熱環境について施主さんからコメント欄にご報告いただきました。

せっかくの貴重な情報なのにコメント欄にだけってのはもったいないと思いましたので、改めてここに紹介させて頂きます。

築2年目に突入し、快適だなと思う環境を定量的に把握するため、本格的に室内外の気温、相対湿度、絶対湿度、露点温度をモニタリング(スイッチボット製)しています。
言いたいこと1点
★期待する温熱環境を実現するため、空調(除湿)する「エアコンはやっぱり偉大」だった。
AC1台26.5℃冷房(24h)すると..我家は以下の「快適空間」に落ち着きます。
 室温   26.5℃前後(当たり前か)
 相対湿度 57~64%程度
 絶対湿度 14.3~16.0g/㎥程度 ←ココ大事!(16gがヒトの快さを感じさせる
  指標の上限です)
 露点温度 17.3~19.1℃程度 ← ココ大事!(露点温度近くまでAC温度を下げ
  る必要がない∴夏季の壁内結露から無縁)
昔、実家でACで部屋が冷えず18~20℃設定した記憶がよみがえる…。
今、しっかりとした気密と断熱、サッシ性能・納まりを持つ大共ホームの家では不安のない快適さが確保されることが証明されています。

サッシ・性能・納まりに触れて頂いているのも私としては嬉しいですね。
ありがとうございました!

この流れで今日は久しぶりに高断熱サッシの性能チェックをしたので紹介しますね。

これは主に窓ガラスのLow-Eコーティングに関わる性能値を測定するものなので、
動画中では上から「紫外線透過率」「可視光透過率」「赤外線透過率」「日射熱透過率」を示しています。

紫外線透過率が低い数値であれば、
カーテンやタタミが日焼けしない。
経験として我が家のケースでは30年は日焼けで傷まずにカーテンを持たせられるのではないかと。
「飽きた」という理由で25年で交換することになりましたけど、その時点でも全く問題なし!でしたから(笑

可視光透過率は高いに越したことはないと思いますが、人によっては程度問題ではあるかも。

赤外線透過率も低いに越したことはない。

日射透過率は南面、特に冬なら高いに越したことはない。ぺガラスなら日射熱透過率は高くなるのでエネルギー収支的には南面ぺガラスはプラスなる。けど・・・暮らしってそれだけじゃない。夜間や朝方に窓ガラスに結露は避けたい。なのでトリプルガラスにしています。

トリプルガラスだって室内湿度によっては結露はします。

コールドドラフトによる冷え
ただその結露が人や住宅に悪さをするかどうか・・その程度問題になるのではないかと。
窓ガラス下部のガラススペーサー部はまさにヒートブリッジですから。

サーモ画像のようにサッシ下部全体がコールドドラフトの滝にでも晒されたような状態となれば・・
容赦ない結露になってしまうかもしれません。

こうして観ると、面でもなく線状でもなく、単なる点ではあるけど・・

ビスって結構冷やされてるんだよなあ・・

2 件のコメント

  • 私の変な趣味(取組)を公開していただき大変恐縮しています。エアコンは家燃費の上限を検証したい考えもあり今季もずっと24h運転しています。
    蛇足になりますが我家(35坪オール電化)の8月分電気料金は8,900円(太陽光発電有り)です。太陽光発電が無ければ15,000円程度になろうかと思います。
    今年(8月)は記録的な酷暑で電気料金が心配でしたが…安いなと感じています。
    なんちゃって高気密高断熱傾向にある家(他メーカ)との違いの一つ(目安)としてに役立てもらえたら…と追記します。
    35坪オール電化の家 26.5℃設定24h冷房 R5.8月分電気料総額 1.5万円位
    (太陽光発電なし)

    • 追加情報をありがとうございます!
      今一番気になるのが電気料金でるので参考にさせていただきます。

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